セクシャルな話しって、
暗いとか明るいとか、
軽いとか真剣だとかの内容に関係なく、
おおっぴらにする事は憚れる。

それが常識というかマナーだし、
時にシリアスになり過ぎたり、
はたまた下品になったり、
苦手な人ももちろんいる。

ジェンダーや関係性によってはハラスメントになってしまう場合があるかもだし、
言う方も言われる方もセンシティブな事だと思う。

そういうただでさえ言いにくい事で、
勇気を持って被害を訴えた性犯罪事件に対し、
昔ほどではないかもしれないけど、最近でも何件か不当な判決が出ていると思う。

受験で女子が差別される事があるくらいだし、
普通に生きてるだけで色んな問題が目につきまくる。

不当な判断は被害者に大きな2次被害であると同時に、
これから訴える勇気を持てなくなってしまう人が出てしまうかもしれない。

例えば・・・すごくセクシーな服装だったとしても、
もしも職業がエッチ関係だったとしても、
すごい酔っ払って暗い夜道を一人で歩いていたとしても、
被害者に非は1ミリもない。

それなのに、被害者も悪いと言われたり、心無い言葉をかけられてしまう事もある。
↑いわゆるセカンドレイプと言うやつ。

「聞くだけで辛いから二度と言わないで」
「恥ずかしいだろうからここだけの秘密にした方が良い」
「あなたの為に忘れた方がいい」
「あなたがそれほど魅力的だったんだよ」

・・・とか、実際わたしも被害を告白したときに言われた事がある。

話した相手への配慮が足りなかった部分があるのかもしれないし、
意見をくれた相手に悪意がない事も分かるんだけど、
あんまりこういう事を言われると、
もう他人に言うのは自分にも相手にも良くないなって思っちゃう。。。

「相手を見つけ出して同じ目に合わせる」って本気で言い出した人もいて、
気持ちは嬉しかったけど止めるのが微妙な気持ちというか、
切なかった事もあったなあ〜・・・。

自分の想像を超えた話しを相手がする時、
全部受けとめて、言いたいことを全て言ってもらい、
かつ自分の考えも伝えるなんて、
プロのカウンセラーさんでさえ容易ではないと思う。

わたしは性犯罪で不当な無罪判決が出るのはほっとけない。

今は性犯罪だけでなく、差別、貧富の差、環境問題などなど・・・
私たちが解決しなければならない事は山ほどある。
けどもさ。。私の実体験から言えることは、

性被害は被害者の価値観、生き方、身体の感覚、性格など、
人間らしさに大きく関わる問題だから、これは減らしたい。

すでに辛い思いをしている人に向き合うのも大事だし、
加害者を生み出す社会に一番問題がある。
もし、加害者が被害者の辛さを真に理解する事が出来たら、
きっと加害者は被害者同様、いやそれ以上に苦しみ辛いと思う。

誰も傷つけた事が無い人、悪いことをした事が無い人なんて居ないんだし、
そこに気付いたり自分の問題を見つめると人間は成長する。
だからどんな人でも、被害者でも加害者でも、全ての人が成長しやすい社会にしたい。

そして未来の被害者と加害者を無くしたい。

性犯罪被害者も加害者も、
あまり公表しないから、
当事者以外に分からないだけで、
あなたの周りにもこういう人達はきっと沢山いる。

言いにくい事件は、
被害者自身も、
被害者家族も、
加害者自身も、
加害者家族も、
その周りの人たちも、
みんなを孤独で言えない状態で苦しめる。

私もこんな風に書きつつ…実際の問題の最中にいると、
加害者の事なんて考えられないし、
セクシャルな事柄自体を受け付けない。

こういう考えを書くに至るに27年かかった。

なかなか勇気がいるけども、昨今色んな人が声を上げた事、#Metooの流れが、すごく原動力になった。

私が意見することで、苦しむ人を生まない社会になると信じてます(^^)

大きな理想も、まずはこうしてシェアする現実的な一歩から。

最後まで読んで頂きありがとうございます😊